ワキガ持ちのおっさんが、丁寧にワキガの知識を公開しています。
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体臭の悩みは年齢や男女の差なく共通する悩みです。目に見えるものでもなければ、人に確認するわけにもいかず、気にしすぎて過度のストレスに繋がることもあります。
今回は体臭の中でも特に気にしている人が多い「ワキの臭い」即ち「ワキガ」について、そもそもワキガとは何かについて説明します。
ワキガとは正式には「臭汗症」もしくは「腋臭症」と呼ばれています。ワキガは決して病気ではなく、私たち人間がもともとに備えもっているものなのです。太古の時代には脇から発せられるその匂いはフェロモンの一種として大切な役割を果たしていましたが、現代では好みの異性を判別する際に顔や、スタイルなど、見た目に重点を置くようになりました。そのためフェロモンとしての機能は全く不必要なものになりました。しかし、なぜ臭うひととそうでない人がいるのか、それはワキガの主な原因となっている汗を分泌している「アポクリン汗腺」の量や大きさに個人差があるからです。このアポクリン汗腺から発生される汗は通常の「エクリン汗腺」から発生される汗よりも脂質やたんぱく質、アンモニアなどの成分を多く含んでおり、粘り気が強いのが特徴で、脇の下に住む細菌やバクテリアなどの常在菌がその汗を分解した際にあの独特なワキガ臭を発生させます。
このようにワキガは体質的要因が非常に大きく関わっており、約3割遺伝すると言われています。両親や祖父母などにワキガの人がいて自分もワキガであるというのもそのためです。